2016年新年のご挨拶
-ロボット・AI(人工知能)の時代に生きる-
東京は暖かく穏やかな新年の朝を迎えました。
明けましておめでとうございます。
昨年12月2日~5日、未来に向けてロボット技術が飛躍することを願い「RT ロボットと共に創る未来」をテーマに『2015国際ロボット展』が東京ビックサイトで開催されました。産業用ロボットや人と協調するロボット、最新の介護・福祉ロボット、災害時の活躍を目指して開発されたロボット、それらを動かすための最先端の制御技術などが一堂に披露されました。446社・団体が出展し、121,422名(前回103,804名)が来場。2年に1回、今回で21回目を迎える国際ロボット展は過去最大の規模となり、私たちのこれからの生活は、もはやロボットなしには考えられない時代になっていることを改めて痛感します。
(NAVERまとめ http://matome.naver.jp/odai/2144904826109417301 に紹介されています)
一方、最近「IoTの時代」と言われます。Internet of Things(モノのインターネット)の略で、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信したりして、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことを意味します。これまでロボットの分野として発展してきた技術が、ここでも必要とされることは言うまでもありません。特に今熱いのは、「クルマの自動運転」の分野。IT会社Googleの自動走行車は、子どもを認知すると注意深い運転をするなど、まさにロボットカーとも思えるような進化を遂げています。
googleの自動走行車
レオナルド・ダヴィンチのアンドロイド
ロボットや人工知能の進化・発展に明るい未来を感じます。一方で、2045年に人工知能が人間の知能を超える「技術的特異点(シンギュラリティ)」となり、この年を境にポスト・ヒューマンの時代訪れるという『2045年問題』も取りざたされています。また、現実的には、「10~20年以内に日本の労働者の約49%の仕事が、ロボットや人工知能の発達により代替できるようになる、単純労働だけでなく専門性などを必要とする職業も機械が行うだろう」(野村総合研究所)、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供の65%は、大学卒業時、今は存在していない職に就くだろう」(米国の研究者キャシー・デビッドソン氏)という予測もあり、大きく社会が変わることは間違えありません。
このような未来に向かって巣立っていく子供たちに、どのような教育が必要なのでしょうか?
全国に「未来小学校」(仮)を設立すべく奔走中のサイエンス作家の竹内薫氏は、「答えは明白だ。今の小学生が社会に出るとき、彼らは人工知能(そしてそれを搭載したロボット)と一緒に働かなくてはいけなくなる。その際、彼らの仕組みを理解し、深いレベルで彼らをコントロールするためには、プログラミング言語の習得が不可欠だ。30年後に慌てても間に合わない。プログラミング(と、その背後にある数学)は、小学生から始めるべきなのだ」と述べています。
当アカデミーがロボットやプログラミング、科学技術などのSTEM教育を始めてから早16年が経ち、「コンストラクショニズムという教育理論とその実践が完璧に一致している」という教育者の評価も頂きました。これからも新しいチャレンジに挑戦して、時代の要請に応え、より充実した教育をご提供できるよう、スタッフ一同邁進していく所存です。
本年も宜しくお願い致します。
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。