2004年11月1日月曜日

【第3回】-コンストラクショニズム②-

-コンストラクショニズム②-

前回は、コンストラクショニズムの基本的な考え方を紹介し、「子供たちは、だれに教えられることなく実体験の中から何かを『発見』し、自ら判断して知識を獲得していく」とお話しましたが、自由放任して子供たちを放ったらかしにしておけばいいのか?教育の役割とは何なのか?ということが問題になります。
レゴエデュケーションの父・MIT教授シーモア・パパートは「学びの環境」の大切さを訴えています。ここでいう「環境」とは、①教材②カリキュラム③教師の役割を意味します。まず、教師は子供の学びをデザインし、そのデザインに基づいて、上記三者が一体となって、最高の学びを実現することができると考えます。

学びのデザインでは、教師が目標設定し目標を達成するために何を仕掛けたら最も効果的か、を立案します。従来型の知識を一方的に教え込む指導法)ではないので、子供自らの発見を無理なく自然に誘発する仕掛けを考えなくてはなりません。
当アカデミーでは、「レゴダクタコース」では、MITが開発したカリキュラムをベースにして、開講以来4年間カリキュラムマネージャー(ダクタキッズ以下とジュニアロボ以上のこの教育に精通した2人の講師が担当)を中心にコツコツと作り続け、アーリーダクタからジュニアロボティクスまでに必要な400近くの独自のレッスンプランを作成し、完成までもう一息という段階に至りました。


また、「ロボットサイエンスコース」も順次作成を進めており、「ハンズオン算数くらぶ」も小1~3が既に完成、来年度に向けて年長、小4のレッスンプランを完成する予定でおります。
いずれも、コンストラクショニズムの学びを実現するために何が必要かを最重要課題として取り組んだ、教育一筋に10数年邁進してきたトゥルースの成果であり、他のレゴ教室とは一線を画した
「子供たちの学び」をデザインしています。


To be continue・・・