~ アイデア対決「激走!ロボ力車」 ~
去る10/24(日)駒沢オリンピック公園総合運動場体育館にて、毎年恒例の「高専ロボコン」(アイデア対決 全国高等専門学校ロボットコンテスト2010)の関東甲信越地区大会が行われました。今年は主管を都立産技高専品川キャンパスが担当。8/29「サマーチャレンジ」で優勝した当アカデミーの生徒たちに副賞として入場チケットを頂きました。当アカデミーを卒業し、産技高専に進学した神山慧君が選手宣誓。神山君率いるチーム「Pigeon」(産技高専品川A)には、今年ロボカップジュニア世界大会に出場した加納誉大君やジャパンオープン出場の増田匠君の姿も。全20チームが全国大会出場を目指して対決しました。
今年のテーマは「激走!ロボ力車」。二足歩行ロボットがまず単独で走り、中間地点で荷台に乗った人間を乗せてゴールに向かいます。さらに、ゴール前に吊り下げられた輪にキーを差し込まなければなりません。「アイデア対決」というだけあって、驚くような発想もあり、うまくいくか?ハラハラドキドキする場面もあり、会場は大変な盛り上がり。各校の応援団や司会のNHKアナウンサーたちも場をさらに盛り上げます。
優勝した力強く走る「メタリオット」(長野高専B)は、8人の人間を台車に乗せても走れます。アイデア賞 「歓声!Moment」(産技高専荒川B)は、その中に人をブランコに乗せて歩く巨大な風車型のロボット。人を乗せて歩く近未来的なクールなデザインのロボット「Voiture(ヴォワチュール)」(群馬高専B」が技術賞。シンデレラが乗るカボチャの車をネズミのロボットが運ぶ「狭間怪力(ハザマッチョ)」(東京高専B)がデザイン賞。以上4チームが全国大会に推薦されました。空気圧を利用して動くロボット「Pigeon」は独自のアイデアを披露したものの完走できず、特別賞(本田技研工業株式会社)を受賞したものの、残念ながら敗退してしまいました。
高専ロボコンの良さは競技の勝敗だけでなく、奇抜なアイデアを実現していたり、観ている人を楽しませるデザインであったり、様々な観点からロボットや学生たちを評価する点です。全国大会でも優勝チームより、審査員による大賞の方が評価が高いというところにも、その理念が感じられます。
観戦した生徒たちは、皆それぞれに、いろいろなことを感じ取ってくれたようです。後日「高専ロボコン1位のロボットをみて思ったのですが、頑丈で、メンテナンス性に優れていて、デザイン(シンプル)の良いをモットーにロボットを作り、練習競技会に挑もうと思います」というメールを送ってくれた生徒もいました。自分の目標とするロボット像が見えてきたのだと思います。
全国大会は、11/21(日) 国技館で行われます。また、NHKで地区大会・全国大会の様子を放映しますので、ぜひご覧になってください。
高専ロボコンHP: http://www.official-robocon.com/jp/kosen/kosen2010/index.html
NHK放映予定: http://www.nhk.or.jp/robocon-blog/4000/63332.html
To be continue・・・