プログラミング教育の必修化
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各国のIT教育事情 ~
昨年3月のトゥルースの視線86回「続・グローバル化時代の学力(2)プログラミング・スキル」において、プログラミング教育がこれからますます重要になることをお話しいたしました。
当アカデミーでは、2008年に最初のScratchの講座を開催しましたが、当時はほとんど受講者が集まりませんでした。しかし、2013年12月「全てのアメリカ人にプログラミングを学んでほしい」というにオバマ大統領の演説を機に状況は一変し、今では日本でもScratchを始め、様々なプログラミングを子供たちに教える教室が続々と現れてきました。隔世の感があります。
日本では、2012年の新学習指導要領により中学校の「技術・家庭」で「プログラムと計測・制御」が必修科目となっています。各国のプログラミング教育必修化の状況を見てみたいと思います。
イスラエルは、2000年に「コンピューターサイエンス教師センター」を設立し、カリキュラムや教材をそろえて高校での必修科目としました。現在、イスラエルでは最短でも3年間で90時間を必修とし、より高度なコースでは270時間、450時間にのぼります。その結果、コンピュータ―関連に強い人材が豊富で、イスラエルはNASDAQへの上場数は米国に次ぐ2位だそうです。現在は中学への導入も計画中とのこと。
イギリスでは昨年2014年9月から、5~16歳の義務教育公式カリキュラムにプログラミング教育を導入しましました。それに先立ち、ロンドンで行われたカンファレンス「Skills 2014 Summit」で、財務長官と教育長官が、この重要な技能の普及と活発な起業家精神の育成を図るために、教師を対象とするプログラミングの教育訓練事業を開始する、と発表したそうです。
フィンランドでは、2016年から小学校の必修科目としてプログラミングが加わることが決まっているます。1~2年生からプログラミングに触れ、ツールやゲームを自ら作る経験を組み込むそうです。「今やテクノロジーと生活は切っても切り離せず、コンピュータサイエンスに関する知識は世界を正しく知るために必要不可欠。特殊な技能ではなく、市民として一般的な知識になっていくはず。プログラマー育成に力を入れるというより、すべての人に機会を与えるのが目的」(教育文化庁のサ・スオミネン氏)
その他、韓国では2015年3月の新学期から中学校、2017年3月から小学校の正規教育課程としてソフトウエアを教えることになり、Skypeが生まれたIT大国エストニアでも2012年に小学校から高校まで計20校のパイロット校でプログラミングの授業を実施。オーストラリアでは連邦政府の新たなカリキュラム案で8歳~13歳のプログラミング教育を必修化したり(2016年より実施見込み)、ニュージーランドでは2011年に高校生がプログラミング等のコンピュータサイエンスを学ぶ新カリキュラムが導入されたりしています。
次回は、今なぜ子供たちにプログラミング・スキルが要求されているのか?プログラミングを学ぶことによって何が得られるのか?ということを考えたいと思います。
トゥルース・アカデミー代表 中島 晃芳
【ご案内】
15歳以下の子供向けプログラミングコンテストの作品募集
「全国小中学生プログラミングコンテスト 9leap(ナインリープ) ジュニア・プログラマー・チャレンジ2015」を12月から開催! 募集期間は2015年12月1日〜2016年1月20日、テーマは「みらい」。興味のある方は参加してみてはどうでしょうか?
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