-科学とは?-
ジャパンGEMSセンター代表・古川和氏は、GEMSの特徴を以下のように紹介しています。 1)GEMSの内容は、科学教育すべてを網羅している。科学的探究能力と理解が問題を解決する上で重要である。モデルを作ったり科学者の疑似体験したりして、専門家がどのような科学的方法で調査を行っているかを学ぶ。 2)問題解決のための話し合いを行う。学習者自身が答えを見つけるためのプロセス重視をしている。協力を重んじ、グループで意思決定や調査を行う。 3)グローバルな問題を扱い、だれもがどこでもできるように作られている。指導者と学習者が共に学び、各指導者が身のまわりや地域の問題に当てはめながら、GEMSの学習を実社会に応用していく。 4)ディベート、ロールプレイ、ゲームなど多彩な学習方法で、特にプログラムの導入部分に力を入れ、好奇心をそそる内容にしている。 「学びのデザイン」という観点からは、まず、上記4)の導入部分は大切です。いかに、知的好奇心や探究心を刺激できるか?が、活動全体の成功失敗を決めます。 春休みに行った「シャボン玉フェスティバル」では、様々な方法で色々なシャボン玉を作りながら、徐々に自然に子供たちはシャボン玉を観察し始め、表面を虹色の模様が流れる様子や、シャボン玉の内部は温かいこと、割れる瞬間は色が変わることなどを発見していました。そして、シャボン玉同士が接している面は平面になっていることを発見するところから、算数の学習が本格的に始まる、という導入です。子供たちは完全にシャボン玉のとりこになり、投げかける問題に対して真剣に取り組み、発見する喜びをもっともっと味わおうとします。ですから、小学1 ~3 年生が高学年で学ぶ空間図形に対しても、我先に発見したり創造したり、活発に活動する姿は、さすがに仕掛人の私共も予想以上の反応に驚いたほどでまた、それらの立体を大好きなシャボン玉で作ろうというのですから、子供たちにとってはたまらなく魅力的な創作活動です。 今後、リトル・ダ・ヴィンチでは、前述のGEMSの特徴を活かした講座を逐次行っていきます。ご期待ください。
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To be continue・・・ | ||
教育用レゴブロックや算数ブロック、ロボットなどの教材で学ぶ科学教室トゥルース・アカデミー代表の中島晃芳です。 このブログは、当アカデミーが月に1回発行しているお知らせ「Truth通信」に、2004年より掲載している「トゥルースの視線」をまとめたものです。 科学教育や算数教育、ICT教育、ロボット教育、ロボカップジュニアなどについて私の雑感を書き記しています。ぜひご一読いただければ幸いです。