2015年10月21日水曜日

トゥルースの視線【101回】


Truth教室やNEST活動が新聞記事に!
-教育的な意義の評価

 

今年の10月に入って、私共の活動に関わる2本の新聞記事が立て続けに掲載されました。
 
一本は、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST:ネスト)の「ロボットの鉄人」合宿を扱った、10/2(金)日本経済新聞・夕刊です。タイトルは、『ロボコンに熱視線 ― 問題解決力や論理的思考 育つ』。
 
http://truth-academy.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/10/nikkei.pdf
「ロボットの鉄人」は、ICT (情報コミュニケーション技術)を用いた教育実践事例の全国規模のコンテスト「ICT夢コンテスト」で平成25年度CEC奨励賞を受賞しました。「ICT夢コンテスト」での評価は、教育の専門家による評価と言ってもよいかと思います。しかし、今回一般紙である日経新聞が取り上げてくれたということは、その教育的な意義について、広く興味や関心が抱かれる時代になってきたということではないでしょうか? 担当の記者からいろいろなことを聞かれましたが、紙面では「自分の頭を使ってトラブルに対処することが大切。社会で必要な問題解決力や論理的思考力が育つ効果がある」という私の言葉を載せています。また、ロボカップジュニアというロボットコンテストでは)「チームメイトと協力してプレーをすることでコミュニケーション力や協調性も身につく」という、ロボカップジュニア・ジャパンの高橋友一・代表理事(名城大学教授)からのコメントを紹介しています。ロボット教育が技術に偏った狭い教育というイメージから脱却し、一般的かつ普遍的な意義を持つ教育として認知されてきたとも考えられます。
 
もう一本は、10/5(月)日本教育新聞のシリーズ「塾が変える学びと育ち」。こちらは教育専門新聞です。『ブロック・ロボット教育 ものづくりで新たな世界築く力』というタイトルで、トゥルース・アカデミーを取り上げています。
 
http://truth-academy.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/10/kyoiku.pdf
 
ここでは、トゥルース・アカデミーが「マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのシーモア・パパート教授が提唱する『コンストラクショニズム』― 子供たちが活動を通して知識を獲得し構築するという学習理論」に出合ったことに始まり、「目指すのはPISA型学力の向上だ。特に、自分の持つ情報や技術を活用する『科学的リテラシー』を、新しい世界をつくる力と考えて重視。ものづくりを通して、この力の育成を図っている」「その全ての授業が問題解決型で行っている」「ものづくりは個人作業のイメージが強いが、同社では少人数グループで授業を行う。社会性の習得も教育目標の一つだからだ」と、当アカデミーの教育理念を紹介しています。また、「子どもの好きな分野で、意欲的に通っている。考える力を育てる機会にいいと思う」という保護者の言葉を載せています。日本教育新聞のこのシリーズでは塾という民間の教育機関の新しい教育を取材しています。今まさに、日本の、いや、世界の教育が大きな転換期に来ており、その方向性を必死に模索している状況にあります。公教育の枠にとどまらず、民間教育の先進的な取り組みにもヒントを見出そうとしているのです。
 
昨年は、テレビ東京「モヤモヤさま~ず」ではロボカップジュニアの参加チーム(ダンス世界大会パフォーマンスチャンピオン『TOKYO2020)が取材を受け、日本テレビ「news every」ではブロックで遊びながら学ぶ教室として紹介されました。これらのメディア露出は教室を知っていただく大きな機会となりましたが、今年の新聞掲載では、教育的な意義により関心を持って頂けるようになった気がします。実践を通して21世紀型の教育を提言してきたTruthNEST共に、大きな転換期にある日本の教育に有意義な影響を与えられるよう、日々精進していきたく存じます。ご期待下さい。


トゥルース・アカデミー 代表 中島 晃芳




トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
 
トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
 
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス






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