2023年10月27日金曜日

【第184回】飯田橋校でフリースクールを開校!

 ~ 教科の学習とSTEAM教育、学び放題のフリースクール「i-school」 ~


東京都内の公立校で2021年度に不登校だった小中学生は2万1536人。統計のある1966年度以降、初めて2万人を超えました。不登校の子の割合は小学生が全体の1.3%、中学生は全体の5.3%にあたり、9年連続で増加しています。過去5年で小学生は2.6倍、中学生は1.6倍に増え、小学生の増加率が目立ちます。背景には、いじめの低年齢化があるようです。いじめの認知件数は、都内の学年別の統計が公表され始めた14年度は中1が最多でしたが、今は小1が最多とのこと。しかし、不登校の原因はいじめだけではありません。学業負担とストレス、学校生活への適応困難、家庭環境、精神的な健康問題、学校への不安感など様々です。

 一方、不登校の子の受け皿は、都内は既存の学校以外の選択肢が他県より多いです。ただ、都教委によると、不登校の小中学生のうち、フリースクールなどに通った記録がある子は5%弱。自治体が設置する教育支援センター(適応指導教室)も14%。選択肢があっても、大半の親子は選んでいないことがわかります。「こうした施設に通うことをポジティブに評価できない風潮が社会的にまだあり、精神的なハードルがある、ことなどが挙げられる」と、全国不登校新聞社・代表理事の石井志昂さんは指摘しています(朝日新聞6/17)。

 トゥルースの視線でも不登校の問題を取り上げてきました。これまでトゥルースにも不登校児は何人かいましたし、現在もいます。この問題を考えるたびに何かできないかと長年心を痛めてきました。考えればトゥルースはアフタースクールですので、昼間の時間は教室が使えます。このコロナ禍で不登校児が急速に増え、いよいよこの問題に着手しなければならないと感じ、フリースクールを立ち上げたいと思う気持ちが強くなりました。

教育歴34年、STEAM教育歴23年のトゥルースがフリースクールとして何ができるか?と考えた時、教科の学習とプログラミング学習、ロボット学習が思う存分できる第3の学び場を提供できれば、という考えに至りました。
フリースクールの名前は、「i-school(アイスクール)」 ⇒https://ischool-ta.jp/。名前の由来は次のような思いからです。
i-schoolのiは、I(私)私が主役! i-schoolのiは、identity(アイデンティティ)のi 自分らしく! i-schoolのiは、individuality(個性)のi 自分の個性を発揮して! i-schoolのiは、idea(考え)のi 自分の考えを大切に!
i-schoolのiは、ideal(理想)のi 自分の理想に向かっていこう!


 教科の学習は、AI学習システムを導入して個別最適化を図り、小学4教科、中学5教科が学び放題。学校の出席認定70%以上の教育システムです。プログラミング学習は、映像授業を活用した完全個別指導で、Scratch・マインクラフトを始め、HYML・CSS・JavaScript・Unityなどのプログラミング言語、LINEスタンプ・3Dイラスト・映像クリエイター・Word・Excelのコースも。ロボット学習は、レゴエデュケーションのSPIKEベーシック、SPIKEプライムを使用。もちろん、算数数学ブロック、算数ゲームも自由に遊べ、個人的に大好きなカードゲームやボードゲームなどを使って生徒同士のコミュニケーションを図りたいと思います。現在、NPO法人科学技術教育ネットワークや、学校の理科実験教材を扱い、レゴエデュケーション日本正規代理店でもある株式会社ナリカ、共励プレイパーク、理科実験を提供する一般社団法人ダイレクトフォースなどの協力を得ています。

 10月スタートを目指し、現在鋭意準備中です。もし身の周りに不登校で悩んでいる小中学生がいらしたら、選択肢の一つとしてご紹介くだされば幸いです。応援の程、よろしくお願いいたします。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳
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